タイ ATMの使い方徹底解説

  • 2023年8月19日
  • 2023年8月22日
  • 海外

海外旅行に行った際に手軽でお得に現地の現金を手に入れる方法の一つはクレジットカードのキャッシングです。大抵日本や現地で両替するよりも、キャッシングの方がお得です。今回はタイでキャッシングを行なう方法を解説します。

海外キャッシングについて

まず自分の持っているクレジットカードのホームページから、海外キャッシングができるか確認しましょう。海外キャッシングができるカードでも設定していないとできない場合もあるので注意が必要です。また、ホームページからどのATMで引き出せるかが分かります。

基本的には、下記の表示があるATMでキャッシングができます。

  • VISA Card – VISA またはPLUS の表示があるATM
  • Mastar Card – mastercard またはcirrusの表示があるATM
  • JCB Card – JCB またはcirrusの表示があるATM
  • AMEX – AMEXの表示があるATM

クレジットカードの裏にも表示あるので、確認できます。

どこにあるATMを利用するか

タイは日本よりも色々な場所にATMがあります。ショッピングモールの中から、道端に至るまで、探すのに苦労はしないです。でも、私はATMを選ぶ際に気を付けている点があります。

有人カウンターがある

ATMでトラブルが起きた際に、電話番号が書いてあるので、電話できるのですが、外国人にとってはかなりハードルが高いです。時々あるトラブルが、ATMの操作ができない、カードがATMから出てこない等です。スタッフが近くにいるATMの場合、すぐに対処してもらえるので、安心です。

空港に到着時、銀行がやっている両替所の隣にATMがあることが多いです。私はまずそこでキャッシングしています。街中でも銀行の中にあるATMなら安心して使えます。

タイのATMは、取引終了後カードが出てきてからすぐに取らないと、安全のためカードがATMに吸い込まれてしまいます。
早めにカードを抜き取るようにしましょう。

安全な場所

人気のない場所にあるATMや通り沿いにポツンとあるATMは、誰かに見られて後をつけられたりすると怖いので、利用しません。有人カウンターが無い場合は、ショッピングモールの中や、安全な場所でATMを利用するようにしています。

ATMの利用方法

  1. カードを挿入する
  2. 「Please enter PIN, Then press OK」という表示が英語とタイ語で出てくるので、ピンナンバーもしくは暗証番号を入力し、「Enter」キーを押します。
  3. 「Please indicate your language preference」という表示が出てくるので、日本語もしくは英語を選択します。
  4. 「お取引を選択してください」という表示が出てきます。
    1,000、2,000、3,000等の金額表示と「引出し」「残高照会」が表示されています。もし、希望する金額があれば、そのまま希望金額を選択。自由に金額を設定したい場合は、「引出し」を選択する。
  5. 「口座を選択してください」という表示が出てくるので、「クレジットカード」を選択する。
  6. 金額を入力する。(4で金額を入力している場合は、この手順は表示されません)
  7. 手数料220バーツという表示が出るが、クレジットカードのキャッシングでは取られないので、気にせずに「OK」もしくは先に進む。
  8. 最後に確認のメッセージが出る。
    私の場合、このような画面表示でした。

WITHDRAWAL AMOUNT 3,000.00 THB  引出し金額
EXCHANGE RATE 1 JPY = 0.2410 THB  両替レート1円
MARK – UP 5.00%  銀行で取る手数料
ACCESS FEE 220.00 THB  ATM利用手数料
TOTAL AMOUNT 14,013 JPY 合計支払い金額
Continue with conversion 上記の内容で両替
Continue without conversion クレジットカード会社が提供するレートで両替

「Continue with conversion」か「Continue without conversion」を選択するようにメッセージが出ているが後者を選択する。前者は銀行の設定したレートを使用、後者はクレジットカードの設定したレートを使用するということだが、後者の方がレートがお得。

最後に現金と明細、カードをすぐに取って終了。

ATM利用時の両替レートについて

ATM利用方法の⑧にあるように、キャッシング時には銀行の設定したレートか、クレジットカード会社の設定したレートを選択することができます。

どれくらい違うのでしょうか。
まず先ほどの最後の画面で表示される確認画面と同じ明細書を見てみましょう。これは「Continue with conversion」つまりタイの銀行のレート計算でキャッシングしたものです。

両替レートに加えて、銀行手数料が5%取られています。
実際にカード会社からの請求はATM手数料220バーツが引かれた13,100円(クレジットカード会社の手数料を除く)でしたので、実質1バーツ=4.36円だったという事になります。

次に「Continue without conversion」つまりクレジットカード会社のレートで計算してキャッシングした場合の明細書を見てみましょう。

利用した銀行のATMは異なりますが、クレジットカード会社のレート計算になるので、実際に何円支払うかは記載されていません。
こちらは、実際にカード会社からの請求はATM手数料220バーツが引かれた21,279円(クレジットカード会社の手数料を除く)でしたので、実質1バーツ=4.1558円だったという事になります。

キャッシングの際には、必ず「Continue without conversion」を選択しましょう。

クレジットカード会社のレートの方が断然良いですね。もし、10,000バーツをキャッシングした場合には約2,000円の差が出ることになります。

タクシーを利用する際にクレジットカードを使用しようとしたところ、3%手数料を上乗せすると言われました。レストランなどでもそうしたお店があるようです。3%上乗せだと、キャッシングをして現金で支払った方がお得になります。キャッシングのレートは1.3%前後です。

クレジットカードによってもレート(手数料)が異なります。マスターカードの方がVISAカードよりもレートが良いです。

タイATMキャッシングのまとめ

  • できれば有人カウンターのあるATMを利用
  • 220バーツのATM使用料が表示されるが、キャッシング時はかからないため、何度ATMを利用しても大丈夫
  • 最後に必ず「Continue without conversion」を選択する。